🌏⚠️ 危機的状況の視覚化
ヨハン・ロックストローム博士は、 気候変動の危機的状況を下図(左)次のように視覚化しています。 今まさに人類(地球)は転換点にいます。もし対策に失敗して、この赤い谷に落ち込んだら、人間の力では、もう元には戻せないという警告です。 右の図は、その証拠の1つで、近年の海面水温の上昇を示していますが、注目しなければならないのは、これまでの緩やかな上昇に比べて、2023年から異常な上昇が始り、レベルの異なる次の段階への突入を示唆しているのはないか、ということです。 対策が遅れると、影響は加速度的に悪化し、取り返しのつかない事態に陥る可能性があります。その意味で目先の10年がとても重要です。(図はクリックで拡大できます)
🌍 CO₂削減の必要性
- CO₂の増加は、産業革命以降の人間活動に起因しています。
- CO₂の増加 → 気温上昇 → 自然災害の増加という因果関係は、科学的に証明され決着しています。
- パリ協定では、2100年までに気温上昇を2℃以内に抑えること(努力目標は1.5℃)が国際的に合意されました。
- 2050年までに、カーボンニュートラル(排出量実質ゼロ)を達成することが重要な目標です。
⚠️ 課題 — 対応が遅れる背景
- 一部の指導者が科学的根拠を軽視し、気候変動対策に消極的な姿勢を示しています。
- 化石燃料に依存する国々が、温暖化対策の進展に抵抗する動きを見せています。
- その結果、国際的対応は遅れ、人類の安全保障にとって重大なリスクとなっています。
💥 本質的な障壁
- 一部地域では、武力による自己利益優先の悪政が混乱を起こし、地球全体の重要な対策への集中を妨げています。
- こうした課題が選挙や政策議論の争点にならない背景には、社会全体の意識不足があります。
- 日常生活の中で、気候危機の実感が得にくいことも障壁となっています。
✊ 私たちにできること — 未来を選ぶ行動
- CO₂削減は市民一人ひとりの選択と行動によって支えられるべきものです。
- 省エネルギー、再生可能エネルギーの導入支援、自治体への意見提案など、実践できることは数多くあります。
📚 参考情報
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