🧠 はじめに
集会所に隣接した空き地をただの駐車場ではなく、ソーラーカーポートにしようということには、地域の気候変動対策として、下記の意味を込めています。
人類にとってCO2削減が急務であることは、今や科学に裏付けられ、多くの人々の間では確実な認識になっていますが、一部のリーダーは、それに向き合おうとはしていません。 また、問題が大きすぎると思い込んで、個人では何もできないと諦めている人も多いのではないでしょうか。
しかし、それは逆向きに見れば、個人が無力だとあきらめているからこそ、それに本気で向き合えるリーダーを選ぶことができない結果になっているとも考えられます。
ここでは、身近な問題と結びつけるため、次の2点をはっきり認識することから始めたいと思います。そうすれば、おのずと行動の必要性が見えてくると思うからです。
- CO2の増加が人間活動の結果であることは、今や、疑う余地がない。
- CO2の増加によって、確実に、気温も上昇し、災害も増加している。
![]() 【速報版】IPCC執筆者が独自解説!「気候変動 国連最新レポート」より |
![]() 2025年分を追加した図 |
ここで「2025年分を追加した図」を見てください。8月の前半に気温の低い日が続いたため猛暑日地点の累積は一時的に止まりましたが、最終的には前年を超えてしまいました。 問題なのは、2025年がたまたま平年より気温が高かったということではなく、これはCO2の増加による傾向であり、今後、CO2が増えればさらに気温の上昇が継続的に進むということです。
今、熱中症対策が必要なのは当然ですが、今後ますますその必要が増していきます。CO2の増加を早く食い止めなければ問題は大きくなり続け、対策も難しくなり続けます。最悪なのは、対策のためにさらにCO2を増やす(結果、災害も増える)という悪循環です。
気温上昇は、大雨の増加とともに、場所によっては、逆の乾燥も引き起こします。それが大船渡市山林火災のように、山林火災の大規模・長期化の要因にもなり、その結果さらにCO2の増加を招くことになります。
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